こんにちは、ぽんたです。
肉体労働者の年収ってどれくらいなの?やっぱり、肉体労働者の年収って低いのかな?
この記事は、このような悩みを持っている読者に向けて書いていきます。
この記事を読むと、肉体労働者の平均年収が分かりますよ!
また、記事後半では、肉体労働者の年収の上げ方も解説しています。
肉体労働者の平均年収は405万円
まず、肉体労働者の平均年収は405万円になります。
業種・職種別に見てみるとこんな感じになります。
業種・職種 | 平均年収 |
---|---|
建設業 | 493万円 |
製造業 | 519万円 |
トラック運転手 | 400万円 |
農業 | 300万円 |
引っ越し業者 | 370万円 |
介護職 | 353万円 |
それぞれ詳しく解説します。
建設業の平均年収は493万円
建設業の平均年収は約493万円です。
建設業は、業種別平均よりも高い平均給与を得ることができるのが特徴です。
建設業の年収を決める要素は4つあります。
- 資格の有無
- 経験年数
- 残業代
- 役職
働く際には、この4つを覚えておくといいでしょう。
また、建設業界は人手不足の影響で、今後給料アップに期待できるでしょう。
製造業の平均年収は519万円
製造業の平均年収は約519万円です。
製造業で年収を上げるには、次の3つの方法があります。
- 手当をもらう
- 資格取得
- 転職する
また、一言に製造業と言っても、年齢やスキル、職種、役職によって大きく年収が異なります。
トラック運転手の平均年収は400万円
トラック運転手の平均年収は400万円です。
トラック運転手が年収を上げるために大切なのは、良い運送会社を選ぶことです。
また、自分の労働スタイルに合った働き方を見つけられれば、プライベートも充実するでしょう。
ちなみに、僕の知り合いのトラック運転手は、遠征先で釣りを楽しんでから帰ってくることが多いそうです。
農業の平均年収は300万円
農業の年収は300万円前後です。
サラリーマンの平均年収が400万円前後だと考えるとかなり低い金額になります。
農家で高い収入を得ている特徴は次の4つです。
- 品種改良を行う
- 自社のブランド品を作る
- 新技術を導入している
- 商品をインターネット販売している
上記のように、「常に新しい農業の形を追求し続けられるか」が、農業で今後年収を上げるポイントとなるでしょう。
引越し業者の平均年収は370万円
引越し業者の平均年収は約370万円です。
引越し業者の年収は会社の規模によって異なりますが、日本のサラリーマンとほぼ変わりません。
ただし、アルバイトや派遣社員の場合注意が必要です。
というのも、引っ越しが少ない5月~7月、10月~12月は仕事の依頼も少なくなり、収入が大幅にダウンするからです。
介護職の平均年収は353万円
介護職の平均年収は約353万円です。
ということで、平均年収が低い職種となります。
しかし、国は介護職がより働きやすくなるよう力を入れており、給与の改善に取り組んでいます。
介護職は、今後ますます高齢化社会になる日本において必要な人材だからです。
肉体労働者の年収は低い!【冷静に考えよう】
前述の平均年収については色々な意見があると思います。
「お、思ったより悪くないな」とか「普通に高いじゃん!」と感じた読者もいると思います。
ただし、冷静に考えてみると、肉体労働者の平均年収は低いです。
理由は以下の通り。
- 怪我をする可能性がある
- 仕事によっては命がけになることも
- 30歳を超えると体力的にきつくなる
順番に解説します。
怪我をする可能性がある
肉体労働では、常に怪我のリスクがあります。
なぜなら、肉体労働の現場は危険な作業が多いからです。
炎天下の外仕事の場合熱中症になる可能性も
例えば、外仕事の場合は、暑い環境の中で行うことが当たり前なため、熱中症に十分注意する必要があります。
また、無理して重い荷物を運ぶと腰を痛める可能性もあります。
実際、職場によっては、「○○kg以上の商品は二人以上で運搬」と決められていることも多いです。
もちろん、十分注意していても、怪我をしてしまう可能性が高いのが肉体労働です。実際に、僕も注意していましたが、腕や腰をやっています。
機械操作で思いもよらない事故が起こる可能性もある
また、フォークリフト・高所作業車・ダンプ・工場内のライン作業操作により、思いもよらない事故や横転、周辺の作業員に危害を負わす可能性もあります。
実際にニュースでも毎年何十件と事案が続いています。
施工業務は主に作業全般を指しますが、屋内外問わず足元が悪い場所・暗い場所・落下物がありそうな場所・転落災害がありそうな場所と全ての危険性を伴っています。
肉体労働を伴う仕事は様々な危険性が起こりうる可能性もあって、1人作業を推奨していません。できるだけ早い対応が取れるように複数人での作業を勧めている現場も多いです。
肉体労働は、体を痛めたり思いもよらない事故の危険性が高いです。
僕もダンプカーから昇降する際に脚立が崩れ、そのまま3m下に落下した事があります、、、。
このように、さまざまな怪我のリスクを考えると、肉体労働の仕事は給料が高いとは言えないでしょう。
仕事によっては命がけになることも
肉体労働の仕事によっては、命懸けになることあります。
実際に毎年起きている、、、
例えば、工場で運搬用エレベーターに挟まれれば、最悪死んでしまう可能性もあります。
去年10月、湯沢市にある菓子店の工場で従業員が運搬用エレベーターに挟まれて死亡した事故で、横手労働基準監督署はエレベーターに安全装置がなかったなどとして、菓子店と社長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20230309/6010016999.html
海上でも定期的に死亡事故が起きています。
去年、神戸市の沖合で大型船を誘導する水先人を乗せたボートが防波堤に衝突し、乗っていた2人が死亡した事故で、神戸海上保安部は死亡した船長が周囲の見張りを十分に行っていなかったとして、業務上過失致死傷などの疑いで書類送検しました。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230307/2000071622.html
仕事中に死亡する事故のほとんどが肉体労働関係ではないでしょうか?
その他にも色々
その他、工場で作業中に鉄板が倒れ下敷きになり亡くなったケースや、有機溶剤の影響で中毒を起こし意識を失うなど色々あります。
僕の周りでは死亡事故等の報告はありませんが、上司が出向いていた現場の近くで回転式のコンベアに巻き込まれ死亡事故が発生した事案があります。
毎日の労働作業には”安全第一”がいかに大切かを改めて思い知らされました。
30歳を超えると体力的にきつくなる
肉体労働は、30歳を超えると体力的にきつくなってきます。
年々肉体労働をしていると同時に肩や腰を痛めたり、筋肉や体力にも衰えを感じるのは仕方ありません。
毎日体をほぐしストレッチを欠かさない人だったとしても、年々負担を掛けていた体はいつか悲鳴をあげます。
実際に、僕が以前働いていた現場では、30歳を超えた人達はきつそうにしていました。
また、無理な体勢や経年負担で体を痛める人も多かったです。体力も若者20代には敵わない所もあり、思うように体を動かせないケースも増えてきます。
また、何もスキルが身についていない30代の人は、若い人と同じ作業を行うため、非常に不公平だと感じていることでしょう。
このように、30代を超えると給料が上がらないにも関わらず作業量も変わらないため、色々な面できつくなってきます。
肉体労働者は徐々に知的労働の割合を増やそう
肉体労働100%で頑張っている人は、徐々に知的労働の割合を増やしていったほうがいいでしょう。
なぜなら、知的労働は年齢に左右されないからです。
怪我のリスクも減り、年収アップも見込めます。
上司の働き方に魅力を感じるなら出世を目指す
今、肉体労働を頑張っていて上司の働き方に魅力を感じるなら、出世を目指しましょう。
僕も以前肉体労働の仕事をしていた時、憧れている上司がいました。
その上司は、誰からも頼られており、高い専門スキルを持っていました。僕も「あんな人になりたいな」と思っていましたね。
あとは、憧れている上司がいるなら、なんとかして距離を縮めてください。
距離を縮めることができれば、「思わぬ裏情報」が聞けるかもしれません。
実際、僕も上司仲良くなり、給料明細まで見せてもらったことがありますよ!
また、出世術も聞けるかもしれません。距離を縮めておけば仕事もやりやすくなりますよね。
指示する側やコンサル側等の立ち位置になる
また、指示する側やコンサル側の立ち位置を目指すのもおすすめです。
業界には、元請け業者・下請け業者含めて数えきれない程の会社があります。
会社規模により役職や業種が違いますが、肉体労働よりナレッジワーカーと呼ばれるコンサルタントやエンジニアなどの大まかな生産性向上に携わる知的労働の方が年収は高くなる傾向となっています。
仕事業務自体の方向性や生産性を向上させるためには肉体労働に携わっている人だけでは足りません。
ちなみに知り合いは、様々な会社の方向性や業務の進行度、業種分野拡大等のサポートをしながら、肉体労働の仕事もしています。いわゆる「複業」です。かなり優秀な人材でして、経営マネジメントやオペレーションも含めて会社の存在意義を徹底的に高め、肉体労働でもよりよい環境を保つために努力しているようです。
掛け持ちを推奨するわけではありませんが、ただ働くのみか会社の事を考えながら労働業務を行っていくかで、自ずと年収は違ってきます。
今の職場で働き続ける未来が見えないなら転職サイトに登録してみる
今の職場で働き続ける未来が見えないなら転職サイトに登録しましょう。
転職サイトは無料で使える上に色々な求人を探すことができます。
同じ職場で働き続けていると、なんか感覚が麻痺してきます。例えば、「毎日3時間の残業が当たり前」とか「給料20万円が当たり前」みたいな感じになるんです。
転職サイトに登録することで、「当たり前が当たり前じゃない」ことに気付けるはずです!
まずは、診断サービスなどを利用しながら、自分に合いそうな仕事を探していきましょう。
何かしら副業をしてみる
肉体労働から抜け出したいなら、何かしら副業をしてみるのもありです。
なぜなら、副業は多くのメリットが得られるからです。
例えば、Webライターなら、ライティングスキル、リサーチスキル、マーケティングスキルが学べます。
初めは安い案件しか受注できませんが、実力ついていけばWebライターのみで生活していくことも可能です。
まとめ
今回は、肉体労働者の年収を紹介しました。
肉体労働の仕事は、さまざまありますが、冷静に考えると低いです。
また、年収を上げるためには、いくつかの方法もあり、実践していけば将来年収を上げることも可能です。
自分に合った働き方を見つけるために、小さなことから行動していきましょう。